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治療後の疑問と回答 2020.01.30更新

こんにちは、西宮市甲子園 親里小児矯正歯科です☆

今回は、日本矯正歯科学会のQ&Aの治療後の項目をご紹介します。

是非、参考になさって下さい。

質問①保定装置の重要性 現在、15歳の息子で、矯正治療が終わり、取り外しのできる保定装置というものになりましたが、面倒がってなかなか使用しません。やらなかったら悪くなるのでしょうか。

歯並びや咬み合わせの改善のための歯の移動が終わると、新しい歯の良好な位置を維持するための保定が始まります。移動完了直後の歯はかなり動揺しています。これは、歯の周囲の骨や歯肉などの組織がしっかり歯を堅固に取り巻いていない理由によります。従って、保定装置を使用しなければ、もとの悪い不正咬合に戻ってしまうことになりかねません。通常、1年以上はできるだけ毎日保定装置を使用する必要があります。どうしても忘れてしまう場合には、固定式の保定装置に切り替えることも考慮に入れなければなりません。主治医に相談してみてください。

質問②後戻り 学業が忙しいせいか、高校生の娘が保定装置をついつい忘れ、歯並びが悪くなってきたような気がします。本人も気にしているようです。このような場合、どうすれば良いでしょうか。アドバイスをお願いします。

保定装置を使用しなければ、もとの悪い不正咬合に戻ってしまう傾向が出てきます。できるだけ早い時期に主治医にご相談ください。気になるほど悪くなっているようであれば、再治療となりますが、早い時期であれば多くの場合、短期間で治療を終えることができます。

質問③歯磨きについて 矯正の装置がやっとはずせて、現在は保定ということで、歯の裏側に針金が留めてあります。矯正の装置が入っていたときは、歯磨きがしにくかったのですが、装置がはずせた後の歯の磨き方を教えてください。

装置がはずせた後の通常の磨き方は、まず奥歯の噛む面を磨き、続いて歯の裏側そして表側を磨いていきます。問題は磨く方向です。歯と歯の間は窪んでおり、横磨きするとそこの部分が磨けません。立て磨きするよう習慣づけてください。針金で留めてある歯の裏側は、食べ物のカスが停滞し虫歯になりやすいので、いろいろな方向から磨いてください。