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むし歯が出来やすい子、出来にくい子 2019.02.20更新

こんにちは、西宮市甲子園の親里小児矯正歯科です(^^)

患者様から、同じ様に生活している兄弟で、むし歯の有無の差はありますか?

とご質問がありましたので、更新したいと思います。

むし歯はむし歯菌の活動で作られた酸が、歯の表面を溶かして穴をあけてしまう病気です。

むし歯ができやすいかどうかは むし歯菌(ミュータンス菌)の多さ、唾液の量や性質、1日に飲食する回数や糖分の量などが関係します。

実は糖分を含んだものを食べると、むし歯菌の働きにより、その度に目には見えないのですが、歯の表面はごく少しだけ溶かされているのです。

しかし、やがて唾液が酸を洗い流し、唾液の中のカルシウムが歯の表面に付着して、溶かされた部分はふさがり、元通りの状態になるのですこの現象は再石灰化と呼ばれています。

酸が歯を溶かす状態(脱灰)が何度も続くと再石灰化が間に合わなくなり、とうとう大きな穴があいてしまい、目でも見えるむし歯になってしまいます。

相談の兄弟は、歯の表面の質や唾液の性質にはあまり差がないと考えられますし、食事の時間や内容も似かよっていると思われますので、違いは間食(おやつ)の食べ方ではないでしょうか。

甘い間食も同じように与えておられると思いますが、量は同じでも、何度にも分けて食べたり飲んだりすると、その都度歯は溶かされていることになり、むし歯になりやすいのです。

また寝る前に食べると、睡眠中は睡 液の出る量が減るので、とくにむし歯になりやすくなります。

これから永久歯のむし歯にも気をつけなければならない時期ですので、

歯磨きの習慣と同時に間食の食べ方にも注意が必要でしょう。