
オーラルフレイル、という日本歯科医師会が発信している新たな考え方についてご紹介したいと思います。
日本歯科医師会HPから引用
https://www.jda.or.jp/enlightenment/oral/about.html
『オーラルフレイル』は、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品が増えるなどのささいな口腔機能の低下から始まります。早めに気づき対応することが大切です。これらの様々な口の衰えは身体の衰え(フレイル)と大きく関わっています。
日本歯科医師会は、「8020運動」に『オーラルフレイル』という新たな考え方を加え、健康長寿をサポートしてまいります。
1.「オーラルフレイル」という新たな考え方の理解
「オーラルフレイル」とは…口に関する“ささいな衰え”が軽視されないように、口の機能低下、食べる機能の障害、さらには、心身の機能低下までつながる“負の連鎖”に警鐘を鳴らした概念です。
「フレイル」って何?
「フレイル(虚弱)」とは…高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態をいいます。筋力などの身体機能の低下より先に、社会参加など他者との交流が減ったり、口の機能が衰えること(オーラルフレイル)から始まります。
オーラルフレイルとは?
オーラルは「⼝腔の」、フレイルは「虚弱」を意味しており、オーラルフレイルは「お⼝の衰え」のことです。お⼝の衰えは、⾝体の衰えのひとつです。
オーラルフレイルの予防や改善策として、まずはお⼝のことに関⼼を持ちましょう
バランスの良い⾷事、よく噛む、お⼝を清潔に保つ、⾍⻭や⻭周病がある場合はきちんと治療する、プロケアを受けるなど、基本的な事をしっかり守りましょう。また、かかりつけの⻭科医院を持ち、ご⾃⾝のお⼝のことをよく知ることが重要です。
かみ合わせセルフチェック!
自分またはお子様が正しい咬みあわせかどうかを咬みあわせセルフチェックでご確認ください。(歯を咬んだ状態でチェック)
当てはまる項目があれば、歯科の受診をおすすめします。
・抜けた歯を放置している
・上の前歯の先端部、または前歯全体が突出している
・下の前歯が上の前歯よりも前方に出ている
・一本目の永久歯が生えていない
・今まで顎全体を写す大きなレントゲンを撮ったことがない
・一般歯科で歯が足りないと言われたことがある
・歯並び・咬みあわせが悪いと思っている
・犬歯(前歯の真ん中4本の両隣にある歯)が歯列から飛び出している
・奥歯が生えていない
・咬みあっていない歯がある
3/17(月) 午前診療が〝レセプトオンライン化の為の工事〟により休診となります。
工事の間、大変申し訳ございませんがお電話も繋がりませんので
何卒、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
午後診療は通常通り行います。
小児矯正の目的
小児矯正とは、子どもの成長期に合わせて行う歯科矯正治療です。 この治療は、子どもの顎の成長と歯並びを正しく治すことを目的とし、6歳から12歳の間に始めることが多いです。 小児矯正では、乳歯から永久歯への生え変わる時に、歯並びや噛み合わせの問題を早期に改善します。
小児矯正の目的は、子どもの歯並びや噛み合わせの問題を早期に改善し、正しい口腔機能を向上することです。正しい噛み合わせは、咀嚼機能や発音の改善にも期待でき、子どもの健康と発達に影響を及ぼします。
また、小児矯正は、将来的な歯列不正や不正咬合のリスクを減らすこともできます。歯列不正や不正咬合は、顎の成長や歯の不適切な位置が原因となることが多いです。小児矯正治療を早めに始めることで、これらのリスクを早めに見つけ改善していくことができます。
1期治療の目的
1期治療の目的は、顎の骨を拡大させることで永久歯がきれいに生え揃うスペースを作ることや、口周りの悪習癖を改善することなどです。歯並びの悪さは、単純に歯の生え方だけに問題があるのではなく、顎の骨格に問題がある場合が多いです。
1期治療ではこどもの成長を利用し、顎の成長を促し顎の幅を拡大できます。成長が完了している大人では、矯正装置ですでに生えている歯を移動させる、もしくは顎の骨を外科手術で治療することしかできません。
しかしこどもの場合、成長を利用して顎を拡大し、歯がきれいに並ぶためのスペースを確保できるのです。1期治療を行うことで、2期治療へ進んだ際に抜歯が不要になる場合や、2期治療の治療期間を短くできる場合があります。
矯正治療は、お子様の発育と密接な関係がありますので、
ご兄弟でも治療を始める時期やゴールが違う事が良くあります。まずは専門医のカウンセリングと診断を受ける事が大切です。
むし歯は、歯に歯垢が残ったままで酸がさらに作られて脱灰が進行し、エナメル質の内部はスカスカの状態になり、穴があいてしまう状態のことです。
むし歯の原因菌は、まず歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。この酸が、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。まだむし歯ではないので痛みなどはありません。食事をするたびにお口の中は酸性に傾き歯の表面を溶かす、これが脱灰です。
また、唾液が重要な役割を果たし、酸性に傾いたお口の中を中性に戻したり溶け始めていた歯の表面を修復することができることを、再石灰化と言います。
普段、お口の中ではこの≪脱灰≫と≪再石灰化≫を繰り返しています。そして再石灰化が
間に合わないとむし歯ができるということです。歯の成分が溶け出す脱灰が始まり歯に穴があく一歩手前の状態を【初期むし歯】と言います。この状態であれば、まだ修復することができます。再石灰化を促してむし歯にさせないことが非常に大切だと言うことです。
柔らかい食べ物ばかりではでこぼこの歯並びに
柔らかい食べ物ばかりではでこぼこの歯並びになる?
それは食生活に関係していると考えられています。
噛むときの力が強ければ、頻度が多ければそれだけ骨に力が加わり強くなります。骨隆起と呼ばれる骨のふくらみが生じたりもします。逆に、弱い力しかかからなければどんどんやせ細っていきます。このように嚙む力が顎の骨の大きさに関係しているのです。
現代はより様々な調理法が確立され、肉も野菜も柔らかくして食べることが可能です。
柔らかいものを食べる食生活によって顎の骨が小さくなった。そこに昔と変わらない大きい歯が生えてきたら歯が生えるスペースが狭くなる、ぎゅうぎゅう詰め状態となり
キレイには並べずにでこぼこになって生えざるを得ないのです・・。
では、歯並びをよくする為に、顎を鍛える為の良い食生活とは?
どうしたら良いでしょう??
それは、歯ごたえのあるものを前歯で噛もう、です。
硬い食事ばかりをする必要はありませんが、お子さまのおやつや食事の際に1品は歯ごたえのあるものを取り入れてみたり、前歯で嚙み切ることを意識させて食事のお手伝いをしてあげてください。
先天的に歯並びが悪くなる事も勿論ありますので、ご心配な方は一度矯正の専門医院を受診下さいね
明けましておめでとうございます。
昨年は多くの患者様に来院いただき、感謝申し上げます。
2025年もスタッフ一同、患者様に安心して通院していただけるよう努めてまいります。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
こんにちは、親里小児矯正歯科です。
当院の年末年始のお知らせです☆
12月29日~1月5日まで休診とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
歯がしみる!と感じた事がある方は多いかと思います。
知覚過敏は、歯肉が下がり軟らかい象牙質が露出して起こります。
象牙質には神経に通じる細かい管が無数にあり刺激が直接神経に届いてしまうのです。
知覚過敏はこんな時に感じやすい?
・冷たい、または甘い物を飲食した
・歯ブラシの毛先が触れた
・冷たい風にあたった
知覚過敏の治療方法
・再石灰化を促す
唾液により再石灰化で象牙質を修復します。
・専用の歯磨き粉を使う
歯の神経の鎮静作用があり徐々に治まります
・クリニックで治療
刺激を受けにくくする薬剤を塗布し、プラスチック材などでコーディングします。
痛みがひどく日常生活に支障をきたす場合は、歯の神経をとる事もあります。
知っておきたい関連疾患!
〇根面う蝕
軟らかい象牙質が露出したままだと歯根根面のむし歯「根面う蝕」を起こしやすくなります。怖いのは歯の神経に近いので上昇になりやすいです。歯肉が下がってきたら要注意です。
歯がしみる、と感じた方は早めの受診をお勧めします。
よく噛んで唾液を分泌させることは大切?
はい、非常に大切です。
よく噛むことは唾液の分泌を促して消化を助け、またストレスの解消にもなり、健康維持に役立つことが知られています。ゆっくり食べると満腹感も得られやすいことが知られています。
唾液には消化や潤滑などの働きの他、洗浄や抗菌作用などがあり、口の清潔や肺炎予防などに欠くことができない貴重なものです。唾液のネバつきは水分不足のサインですので気をつけてください。
手軽に噛めるという点で、チューイングガムは便利です。入れ歯の方には、「歯につきにくいガム」もあります。キシリトール入りのガムにはむし歯予防効果もあります。
口が渇いてしまう場合はどうすれば良い?
水分の不足やストレスなどで、唾液が減ることが原因です。ストレスの緩和も兼ねて、ガムなどを噛むのも有効です。水分を口に含んで潤したり、マスクをつけて蒸発を予防するのも良いでしょう。かぜやインフルエンザの予防のためだけでなく、マスクをつけることで蒸発が少なくなり口の乾きも和らげることができます。特に、冬場の避難所のような湿度の低い環境では有効です。歯みがき剤のようなチューブに入った保湿ジェルは乾燥予防に有効です。小豆大程度を、舌や頬の粘膜に薄く塗り広げてください。入れ歯が歯肉に接する部分に塗ると、入れ歯の安定に役立つことがあります。