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こんにちは、西宮市甲子園 親里小児矯正歯科です。
前回の日本矯正歯科学会の、治療までの疑問とその回答についての続きを更新したいと思います(^^)
質問④矯正のための手術について 受け口の矯正歯科治療希望のため、矯正相談をしたところ、随分悪いため顎の骨を切る手術を勧められました。手術をしなければならないほど悪いとは考えておりませんでしたので驚いています。このような例は多くあるのでしょうか?ご返事をお待ちしています。
歯並びや咬み合わせ(不正咬合)が極めて悪い場合、とくに上下の顎がずれていることが原因で生じた不正咬合は、まず顎の大きさを改善することが正しい治し方といえます。顎がずれを治療せずに、歯を動かす矯正歯科単独治療で改善しようとしても、なかなか無理があり、いずれ元の悪い状態に戻ったり、歯の寿命を早めてしまう危険性もあります。
このような不正咬合の方は顔貌も好ましくなく、手術によって大いに改善される可能性があります。一般に、手術を行う場合、手術の半年から1年前にマルチブラケット装置を装着して矯正歯科治療を行い、そのまま手術後にも咬み合わせの微調節を行うために歯の移動を行います。これら一連の治療については健康保険が適用されます。 いずれにしても、これらはあくまでも一般論ですので、実際に手術をお受けになる病院で、手術の方法とリスク、また予想される入院期間や回復までの期間、さらには後遺症や治療費などに関して、十分説明をおききになり、十分な理解と納得の上で治療を選択されることをお勧めいたします。
質問⑤私の歯並びはかなり悪く、人から指摘されることがあります。治すべきかどうか、判定する方法があれば教えてください。
通常、私たち矯正歯科医が診て、完全に美しい歯並びと咬み合わせの人はほとんど稀で、大なり小なり悪いところがあるようです。日常生活において支障をきたしていると考えられる場合、治療の対象となりますので、一度矯正歯科の医療機関でご相談されることをお勧めいたします。
また、口元が出ているなど、歯に起因する顔の美醜も問題になることがあり、劣等感など精神的問題につながることもあります。簡単な歯並びや咬み合わせのチェックには、以下のようなことが挙げられています。
顔や歯並びが左右対称か
横顔で唇がひどく出ていたり、引っ込んでいることはないか
上の歯はすべて下の歯を覆っているか
上下の前歯の中心が一致しているか
歯が重なっていたり、間に隙間はないか
上の前歯や下の前歯が前方に出ていないか、その逆はないか
前歯がひどく伸びだしていることはないか
部分的に食物が歯の間に停滞したり、はさまることはないか
ひどく磨り減っている歯はないか
口臭が気にならないか
今日はここまです。
2020年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
西宮市甲子園 親里小児矯正歯科