


歯の役割は?と聞かれると、「食べ物を噛むこと」と答える方が多いと思います。
その通りですが、28本の歯はそれぞれ役割があるのです。
永久歯は
『切歯」と呼ばれる前歯と犬歯は噛み切る役割、『小臼歯』はかみ砕く役割、『大臼歯』はすり潰すという風に
お口の中を4分割した中で、それぞれの歯が仕事をしているのです。
そしてかみ砕かれた食べ物は、唾液と混じりひとかたまりとなり胃に送られます。
この一連の流れを、嚥下と言います。(以前こちらのブログでも書きましたがご高齢に多い誤嚥性肺炎にも関係します)
食塊が大臼歯の後ろまで運ばれると、舌と筋肉により圧力を高め、食塊は咽頭に達します。
その時、いろんな弁が開閉し、食べたものが食道以外の鼻や気管へ行かないようにうまくできています。
普段、何気なく食事をしていますが、複雑な過程がある事をしると、食事も楽しくなりますね。
1本だけ歯を失った状態で弊害はあるのか?
こちらは、「はい」が正解です。
歯を1本失っただけでも、正常な機能ができません。
例えば、大臼歯(奥歯)が1本なくなっただ場合、奥歯は、奥歯は硬い食べ物やお肉などをしっかり噛むためには必要不可欠であり、奥歯がない状態を放置しておくと、前歯に負担がかかり前歯もダメになってしまいます。
また、物を噛み砕く機能が約40%も低下すると言われており、消化器官にも負担がかかる栄養の吸収が悪くなる悪循環が生まれます。
また、上の前歯が抜けるとサ行、奥歯が抜けるとハ行、ラ行が発音しにくくなって、言葉が不明瞭になったり、顔の輪郭が変わって、表情が老けて見えたりします。
このように歯にはそれぞれ重要な役割があり、1本失っただけでも正常な機能を果たす事ができません。抜けた歯を放置している方は、必ず歯科を受診し適切な治療を受ける事をお勧め致します。