


子供の顎が小さい…将来の歯並びは大丈夫?
子供の顎が小さい場合、歯並びの悪さ(叢生、出っ歯など)、口呼吸、睡眠時無呼吸症候群のリスクなど、様々な健康・見た目の問題につながる可能性がありますが、遺伝や食生活・習慣が原因で、早期の矯正治療や生活習慣改善で顎の成長を促し、改善できるケースが多い**です。まずは歯科医院(矯正歯科)で相談し、正しい診断を受けることが重要です。
顎が小さくなる主な原因
・遺伝的要因:親から受け継ぐ顎の骨の大きさや形が影響します。
・環境的要因(生活習慣):
・食生活:柔らかいものばかりでよく噛まない食生活。
口腔習癖:口呼吸(特に鼻呼吸がしにくい場合)、指しゃぶり、舌癖など。
姿勢:猫背など、悪い姿勢で食事をすること。
【顎が小さいことによるリスク】
歯並び・噛み合わせ:久歯が並ぶスペースが足りず、歯がガタガタ(叢生)になったり、噛み合わせが悪くなったりします。
口呼吸・いびき:鼻腔も狭まりやすく、口呼吸になりがちで、睡眠の質低下やいびき、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。
全身の健康:睡眠不足による集中力低下や、心臓への負担増などのリスクも。
●家庭でできること・対策
よく噛む習慣:硬めの野菜(野菜スティック)、フランスパン、ナッツ類など、しっかり噛む必要がある食材を取り入れる。
●正しい姿勢:
食事の際は足が床につく姿勢(足台を使うなど)を保つ。
●鼻呼吸の意識:
口呼吸が癖になっている場合は、歯科医院で相談し、口周りの筋肉(口腔周囲筋)を鍛えるトレーニングも有効です。
・専門家への相談が重要
お子さんの顎の発育には「上顎は6~10歳頃」「下顎は思春期(10歳以降)」に成長の大きな時期があるため、この時期に合わせた早期のチェックと介入が大切です。矯正専門医や小児歯科医:に相談し、顎の発育状態を診てもらい、適切な時期に「顎顔面矯正」などの治療を検討することで、歯を抜かずに歯並びを改善できる可能性が高まります。
食べる回数と虫歯の関係とは?
食べる回数が多いほど虫歯リスクは高まります。なぜなら、飲食のたびに口の中が酸性になり歯のエナメル質が溶け(脱灰)、唾液による修復(再石灰化)が追いつかなくなるためです。特に、だらだら食べや頻繁な間食(1日3回以上はリスク増)は、虫歯菌が酸を作り続ける悪循環を生み出し、歯磨きで防ぎきれないため、回数を減らし「食事と食事の間に時間を空ける」ことが重要です。
食べる回数と虫歯のメカニズム
酸性状態の増加: 糖分を含む飲食物を摂ると、口の中は酸性に傾きます。この状態が長く続くと、歯の表面(エナメル質)が溶け始め(脱灰)。
唾液の回復力: 唾液には口内を中和し、歯を修復する「再石灰化」作用がありますが、飲食回数が多いと唾液の働きが追いつかず、修復が遅れます。
歯垢(プラーク)の蓄積: 食べかすが残ると歯垢が厚くなり、虫歯菌がより多くの酸を産生しやすくなります。
【リスクを減らすポイント】
回数を制限する: 3回の食事に加えて、おやつは多くても1日1〜2回までに。3回以上はリスクが跳ね上がるとされます。「だらだら食べ」を避ける: テレビを見ながらなど、長時間口に食べ物がある状態は避ける。食事時間は短く、集中して食べましょう。
食事とセットにする: 甘いものを摂るなら、食後(口の中が酸性になっている時)にまとめて摂る方が、間食で何度も酸性に傾けるよりリスクが低い場合があります。
歯に優しい食べ物を選ぶ: 飴やキャラメルなど口に残りやすいもの、ジュースや炭酸飲料は避け、チーズ、ナッツ、野菜、果物(よく噛む)などがおすすめです。
よく噛む: 唾液の分泌を促し、口内環境を整えます。一口30回噛むことを意識しましょう。
【まとめ】
単に「甘いものを食べない」だけでなく、「いつ」「どれくらいの頻度で」「何を食べるか」が重要です。間食の回数を減らし、食事の時間を決めてメリハリをつけることで、虫歯リスクを大きく下げられます。
明けましておめでとうございます
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします
昨年は多くの患者様に来院していただき、感謝申し上げます。
引き続き、患者様に安心して通院していただけるよう努めてまいります。
2026年もよろしくお願いいたします。
よく噛むって素晴らしい
よく噛むことで認知症予防!
アルツハイマー型認知症の原因になる「アミロイドベータ」という物質は、噛むことで増加を抑えられることがわかっています。つまり、噛むことは認知症の予防になるということ。さらに、よく噛むことで脳が刺激を受けると、反射神経が鋭くなり、さらに記憶力・認識力・判断力・集中力がアップすることもわかっています。
よく噛むことでダイエット効果!
しっかり噛むと「満腹中枢」が刺激され、たくさん食べてしまう前に、早い段階で「満腹感」を感じることができます。さらに、「食べる」という行為そのものが、エネルギーを使います。(人が消費するエネルギーの10%は食事によるものです!)その際、しっかり噛んで食べることで、より多くのエネルギーが消費され、ダイエットにつながります。
よく嚙むことでむし歯・歯周病予防
よく噛むと「だ液」がたくさん分泌されます。「だ液」は単なる水分ではなく、むし歯や歯周病、あるいは口臭の原因となる「細菌」を洗い流し、殺菌する作用もあります。それだけでなく、酸で溶けた歯を修復してくれたり、免疫力がアップするなど、健康にとっても欠かせない存在です。
現代人は柔らかい食べ物が多くなり「噛む回数」が大幅に減っています。
弥生時代の食事は、完食するまで1時間4000回咀嚼していました。
現代人は10分程度で620回咀嚼しています。
現代食がいかに柔らかく咀嚼能力が低下していることがわかります。
全身の健康は毎食しっかり噛むことから!まずは一口30回を目安に頑張ってみましょう!
12月29日~1月4日まで休診とさせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
赤ちゃんの歯を強くしたい!
妊婦さんと歯科治療はとても大切な関わりがあります。
歯の始まりは、お母さんのお腹の中からです。妊娠2~3カ月で総ての乳歯の芽(歯胚)ができ、4~6カ月で石灰化し始めます。これが生まれて5~10カ月すると、乳歯として生えてくるのです。生える順番や時期は表のとおりです。全部で20本ですが、それぞれに時期にはかなりの幅があります。お子さんの成長ペースが順調なら、早い遅いと心配することはありません。
赤ちゃんの歯を丈夫にするには、妊娠中にどのようなものを食べれば良いのでしょうか?
赤ちゃんに歯が生え始めるのは出生後、6~9カ月のころ(個人差があります)ですが、妊娠6週目で早くも歯の基礎になる組織が胎児に認められるようになります。
お母さんのおなかの中にいる間に赤ちゃんの歯は大部分できあがっていることになり、妊娠中の栄養は歯の発育のためにも大切なのです。
歯のための栄養素としては一般的にカルシウムが重要視されていますが、これは歯の石灰化(歯の表面や内部に硬い組織が形成されること) にカルシウムやリンが豊富に必要だからです。
カルシウムはひじき、チーズ、小魚、牛乳などに、リンは牛肉、豚肉、卵、米などに多く含まれています。
歯の形成、発育のためにはこれら無機質の他に、たんぱく質やビタミン類も必要です。
たんぱく質(魚、卵、牛乳、豆腐)は歯の基礎になる構造に必要ですし、ビタミンA(レバー、豚肉、ほうれん 草)はエナメル質の土台となり、ビタミンC(かんきつ類、サツマイモ、ほうれん草)は象牙質の形成に大切で、ビタミンD(バター、卵 黄、牛乳)には石灰化を調節する働きがあります。
妊娠中に必要なカルシウムの摂取量はやはり普段より多く、1日あたり1グラムとされていますが、丈夫な歯のためにはカルシウムだけではなく、これらの栄養をバランスよく摂取することが大切なのです。現在すべての自治体や母親教室などで、妊婦を対象とした栄養指導や歯科の健診、指導も行われていますので、是非受けるようにして下さい。
歯はどのように生えてくるの?
– 歯の生えはじめから、生えかわりがはじまるまで –
●6~7ヶ月頃から歯が生えてきます。
乳歯は、生後6~7ヶ月になると下の前歯から生えはじめます。
歯が生えてくる時期は個人差が大きいので、何ヶ月か早くても遅くても、あまり気にしないようにしましょう。
乳歯の前歯
●1歳半頃
乳歯の奥歯が生えはじめます。この頃から、食べ物をかみ砕いてつぶすことができるようになってきます。
乳歯の奥歯
ポイント 1日1回の歯みがきの習慣を付けましょう。
●2歳頃
乳歯の犬歯が生えてきます。この頃から、野菜や肉などを前歯でかみ切る能力が高まります。
乳歯の犬歯
ポイント仕上げ磨きを嫌がる場合は、ポイントを絞って短時間で磨きましょう。
●3歳頃
乳歯の最後の奥歯が生えてきて、だいたい3歳頃までには 20本の乳歯がすべて生えそろいます。
ポイント 歯みがきの大切さを教え、お子さんが進んで歯みがきができるようにしましょう。
●6歳頃
乳歯から永久歯への歯の生えかわりがはじまります。
あごや身体の成長に合わせて、6歳頃~12歳頃の間に永久歯に生えかわります。
ポイント 生えてきたばかりの奥歯は、歯ブラシが届きにくく汚れがたまりやすいので、とくにていねいに歯みがきをするようにしましょう。
歯周病予防とメタボの関係!?
最近では歯周病菌が身体のさまざまな病気に影響していることが取り上げられる事が多くなりました。中でも、特に注目を集めているのが生活習慣病との関係です。
日本歯周病学会のホームページでも下記の様に記載されています。
(以下http://www.jacp.net/perio/effect/ より抜粋)
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歯周病とメタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは?
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪蓄積を臍部の内臓脂肪面積100cm2以上と定義、ウエスト周囲径が男性で85㎝、女性で90㎝以上を基盤とし、さらに、1)血中脂質異常、2)高血圧、3)高血糖の3項目のうち2つ以上に異常所見が見られる病態です。
大きな特徴は内臓脂肪を基盤とすることであり、高血圧、高血糖、脂質異常の値がさほど高くなくても脳卒中や心筋梗塞の危険性が高くなります。
詳しいメカニズムは解明されていませんが、歯周病の病巣から放出されるLPS(歯周病菌由来の毒素)やTNFαは脂肪組織や肝臓のインスリン抵抗性を増加させ、血糖値を上昇させます。
また、重度歯周病患者では血中CRP値が上昇し、動脈硬化や心筋梗塞発症のリスク亢進と密接に関与すると考えられています。
さらには、この慢性炎症が個体の老化を促進するという論文も出てきました。
このように歯周病とメタボリックシンドロームの関連性が注目されています。
———————————————————————-ここまでです。
歯科の観点から、メタボ予防として、良く噛んで食べる事がとても重要となります。よく噛むと唾液がたくさん出て、食べカスが歯につきにくくなり、歯周病予防になります。
さらに、良く噛むことによって脳内の「満腹中枢を刺激してエネルギーを消費させる物質(神経ヒスタミン)」が活性化されメタボの予防になります。
よく「ひと口につき30回噛みましょう」といいますが、これはきちんと意味があるのですね。
歯周病は、歯の骨が溶け抜け落ちてしまうという怖い病気です。
日本人の多くは、30歳から歯周病が進行して50代から歯が抜け落ちるという方が多いです。
歯周病の原因は歯垢(プラーク)ですが、自身の歯磨きで歯垢(プラーク)を全て取り除く事は不可能です。
医院で専用の器具を使い、定期的に歯垢(プラーク)を取り除き、客観的に清潔な状態を維持していく事が歯周病予防となります。
食後の歯磨きと定期的な歯科医院での歯垢除去が歯周病予防の鍵となります。
歯周病の基本的な治療
TBI…ブラッシング指導(歯肉縁上)
TBIとはTooth blushing instruction、歯磨き指導のことです。
歯磨きの方法にはさまざまな種類があり、歯の位置や年齢などに合わせて磨き方を使い分けていく必要があります。
当院では、歯科衛生士によるブラッシング指導を行っております。
歯並びによって磨き方も変わりますので、自分に合ったブラッシングを正確に出来る様、指導致します。
スケーリング(歯肉縁下)
超音波機器でブラッシングでは取り除けない部分のプラークを取り除きます。
ルートプレーニング
歯茎の下にこびりついた歯石をとり、歯根の荒い表面をなめらかにします。
歯肉を治りやすくするために、歯周ポケットに薬を入れることがあります。
メインテナンスの重要性
一度歯周病になってしまうと、定期的なメインテナンスをしないと少しずつ歯周病が進んでしまいます。
歯が痛くなくても、3~6か月に一度は歯をきれいにして、なるべくたくさんの歯が残るようにしましょう。
おとな特有のむし歯リスクとは?
おとなになるとトラブルが起こらないと歯科医院に行かない人も多いと思います。
しかし、中には‘’特に大人に多いむし歯リスク’’もあります。正しく知ってきちんと予防しましょう。
二次カリエス
治療した歯は要注意!
修復物の内部で再発する二次的なむし歯のことです。大人のむし歯のほとんどがこれというくらいに多いです。再治療の際は大きく削るため、歯の寿命を縮めてしまう事になります。お勧めの治療として、通常のむし歯予防+セラミック治療があります。セラミックは金属より細菌を寄せ付けにくいため予防効果が期待できます。
根面う蝕
歯肉が下がってきたら・・
歯肉が下がってやわらかい象牙質が露出するために起こります。歯根部分のむし歯は神経に近いため、高い確率で神経を抜く事になってしまいます。かぶせものをした歯も、歯肉が下がると歯根部分が露出するため、リスクは同様です。かぶせものを長持ちさせるためにも歯茎のケアは大切です。
酸蝕歯
食習慣大丈夫ですか?
むし歯菌ではなく飲食物の酸で歯が溶けてしまうのが酸蝕歯です。一か所ではなく多発する事もあります。甘い物を食べない人でも習慣によってリスクがありますので注意が必要です。
なりやすいひとは、スポーツ飲料を良く飲む人。運動中は口が乾きやすくさらにスポーツドリンクを頻繁に飲むため非常に注意が必要です。ほかにも100%果汁ジュースをよく飲む人や逆流性食道炎の人なども注意必要です。
これらのむし歯リスクを回避するためにも定期検診は必須となります。
必ずお受け下さいね。