- かみ合わせ (3)
- スタッフブログ (3)
- デンタルグッズ (3)
- むし歯 (2)
- 予防歯科 (20)
- 休診のお知らせ (3)
- 小児 (8)
- 小児歯科 (4)
- 新着情報 (69)
- 歯並びのこと (15)
- 癖のこと (1)
- 矯正治療 (5)
- 院内のこと (2)
こんにちは、西宮市甲子園 親里小児矯正歯科です。
さて、今日は、前回から更新しております、http://www.jos.gr.jp/
日本矯正歯科学会の治療開始までの疑問と回答に続き、治療開始後のQ&Aを更新したいと思います(^^)
質問①痛みについて 数日前に歯の表面に取り付けるマルチブラケットという装置を入れましたが、痛みが激しく我慢できません。食事もままならず、矯正の治療をしたことを後悔しています。装置を入れると痛いと聴いていましたが、こんなものなのでしょうか。
通常、マルチブラケット装置を入れ、歯の移動を開始すると歯が周囲の歯肉や骨を圧迫したり、装置が唇や頬の裏側に擦れるなどで痛みが発生します。通常、痛みの程度や持続期間には個人差がありますが、子供では3日間程度、成人では1週間程度痛みが持続します。それ以降になると、痛みは徐々に軽減し、食事もできるようになってきます。あなたの場合、我慢できない後悔するほどの痛みということであれば、歯が少し強く圧迫しているのかもしれません。早めに、先生にご相談してみてください。
質問③食事について 昨日、矯正の装置を入れた子供が痛くて、食事ができないと流動食やジュースばかり飲んでいます。このままでは体重も減って痩せてくるのではないかと心配しています。いつまでこのような状態が続くのでしょうか。
矯正の装置を入れた当初、痛みが持続します。それ以降になると、痛みは徐々に軽減し、軟らかい食物を摂取できるようになってきます。しかし、歯が移動し揺れてきますので、当分の間、繊維性の多い野菜やお肉を噛む際に痛みが生じ、噛み切ることができない場合もあります。よほど硬い食物は別にして、じきに通常の食事ができるようになってくると考えられます。
質問④歯磨きについて 14歳の男子ですが、矯正の装置を入れ1か月程度経ちました。非常に複雑な装置のようで、歯磨きを十分にできないようで、いろいろな色の食べ物がはさまっているのが、母親の目にも映ります。1年以上、このような装置をずっと付けて虫歯になるようなことはないでしょうか。
矯正の装置が入ると、確かに十分に歯磨きをすることがかなり困難になります。従って、我々矯正歯科医は装置を入れる前に十分な歯磨き指導を行い、お口の中の爽快感を体感して、複雑な装置を入れてもその爽快感を維持していただこうと考えています。最近では、フッ素入りの歯磨き剤がほとんどであり、虫歯の発生はかなり低くなってきましたが、粘着性のある食物は極力避けていただき、三度の食事の後は必ず歯磨きを励行するようお願いをしています。奥歯の装置周辺はとくに食物の残りカスが停滞しやすく、虫歯の発生や歯肉が盛り上がることがあります。外食される場合には、必ず歯ブラシを持参するようにしてください。学校などで歯磨きができにくい場合は、せめてうがいをするようにお願いします。矯正用の歯ブラシや円錐形の歯間ブラシもありますので、複雑な装置の周辺ではこれらを併用することをお勧めいたします。
ここまでです☆
また更新致します(^^)